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安心のブランド、ユニペックス

ネットショップの作り方

最初に

インターネット上にオンラインショップを作ろうとすると、何だかとても難しそうに思えます。オンラインショップを作る為の書籍を読んでも、初期費用が何十万円も必要だとか、二の足を踏んでしまいそうな記述が目立ちます。

しかし、本当にそうでしょうか?確かに、何もないところから始めるのであれば、初期費用何十万円にも納得できます。しかし、現在、インターネットに接続できる環境にあるのであれば、もっとコストダウンを図ったオンラインショップの構築が可能です。

弊社は、オンラインショップを運営していますが、開設にあたっての初期費用は数万円で済んでいます。何故、そんなことが可能なのか?それをこれから順番に書いていきましょう。


オンラインショップは自分で作る

現在のパソコンには、数多くのソフトがインストールされています。ホームページ作成ソフトやお絵描きソフトなど、付属ソフトを目一杯活用しましょう。外注でオンラインショップを構築しようとしないことです。

外注でサイトを構築すると、確かにキレイで見栄えのするサイトができあがります。しかし、以降の更新作業がおろそかになってしまいがちです。最近では大手の企業から弊社のような零細企業まで、ホームページ開設が当たり前になっていますが、こまめに更新されているサイトは多くはありません。何故なら、外注に出すことにより維持管理費が高くつき、ひどいところではトップページだけしかない企業のサイトまであるくらいです。

逆に、自分でオンラインショップを作れば、更新作業もスムーズに行なえ、維持管理費をあまり気にしなくても済みます。ベストは、「オンラインショップは自分で作る」ことです。

自分でオンラインショップを作る為には、それなりの知識や時間が必要です。長時間の作業が必要な場合には、外注を考えられた方が良い場合もあります。


ホームページはエディタで仕上げる

どのような商品を扱うのかだけでなく、ショップ全体の構成やイメージを考えましょう。勿論、オンラインショップですから、決済方法もどうするか考える必要があります。できれば、自分のパソコン上でオンラインショップを作り上げてください。

ホームページ作成ソフトには、オンラインショップ構築に特化されたものもあります。ショッピングバスケット(ショッピングカート)機能を初めから盛り込んだものなど色々ありますので、自分の考えているショップに一番あったソフトを選びましょう。

弊社の場合は、基本構成は一般のホームページ作成ソフトを使い、後でテキストエディタで細かな訂正作業を行なっています。これは、ホームページ作成ソフトだけでは、細かな点まで対応できないからです。

タイトルなど
ここに、本文などを記入

タイトルなど
ここに、本文などを記入

タイトルなど
ここに、本文などを記入

例えば、右の三つの表をご覧ください。見た目にはまったく同じように見えますが、使用しているタグは異なっています。

上の二つ表では、一般的なホームページ作成ソフトでのタグ記述になっています。

<TABLE border="1"> <TR> <TD><CENTER><B>タイトルなど</B></CENTER></TD></TR> <TR> <TD>ここに、本文などを記入</TD></TR> </TABLE>  二番目の表のタグです。 <TABLE border="1"> <TR> <TD align="CENTER"><B>タイトルなど</B></TD></TR> <TR> <TD>ここに、本文などを記入</TD></TR> </TABLE>  下の表のタグ記述は次のようになっています。
<TABLE border="1"> <TR> <TH>タイトルなど</TH></TR> <TR> <TD>ここに、本文などを記入</TD></TR> </TABLE>

つまり、<TD>タグの代わりに<TH>タグを使うことで、中央に表示させる<align="center">タグや<center>タグ、太文字を表す<b>タグが不用になっている訳です。

一般的なホームページ作成ソフトでは、先ず表を作成し、その後で文字を入力して装飾や位置あわせなどを行ないますので、仕方ないことなのかもしれませんが、これが多用されるとページの容量がドンドン増えてしまい、重たい(表示されるまでに時間がかかる)ページになってしまいます。

現在はホームページ作成ソフトを使用せずに、全てテキストエディタで作成しています。


ブラウザを考える

ホームページはHTML言語で記述され、それを表示させるソフトがブラウザです。多くの方が使われているブラウザに、インターネットエクスプローラー(以下IE)とネットスケープナビゲーター(以下NN)があります。

その他にもブラウザは色々とありますが、オンラインショップとして立ち上げるのであれば、少なくともIEとNNに対応している必要があるでしょう。

しかし、これが以外と大変なのです。HTMLは多くのタグによって構成されているのですが、IEでは動作しないタグや、逆にIEしか動作しないタグといったものが存在しているからなのです。次のコメントを確認してください。

テキストがスクロールします

上の文字はNNでは何の変化もありませんが、IEで表示させると赤い帯の中を文字がスクロールして見えます(最近のNNではMARQUEEに対応したようです。NN7以降では、IEと同様にスクロールして見えます)。次の例も確認してください。

文字が点滅します←NN7(NN6は駄目なようです。新しいバージョンのOpera7.20も対応したようです)では文字が点滅して見えます。IEでは何の変化もありません。

NNではテキストが表からはみ出してしまいます。NNではテキストが表からはみ出してしまいます。NNではテキストが表からはみ出してしまいます。NNではテキストが表からはみ出してしまいます。

IEでは文字が表の中でキチンと織り返されて表示されますが、Windows版NNでは文字が表にかかって表示されてしまう場合があります。これは、表の中で太文字や強調文字を使用した場合に起こるWindows版NNの一種のバグではないかと思います。

IE6では文字がセンタリングされて表示されます

上の例は、表をCENTERタグを使ってセンタリングしています。IE5.5やNNでは表中の文字に影響はありませんが、IE6では文字までセンタリングされて表示されます。

もっともこれはIE6のバグではなく、HTMLのバージョン情報でHTML4.0と指定してやれば問題は解決します。ホームページ作成ソフトでは、細かな対応ができないものもありますので、注意が必要です。ちなみにこのページでは、敢えてHTML4.0を指定していません。

また、Operaでは、良く使用される行頭のスペースは表示されません(これもOpera7.2ではHTMLのバージョン情報でHTML4.0と指定してやれば解決するようです)。<XMP>タグにも対応していないようで、「ホームページはエディタで仕上げる」の項目ではソースが表示されずに表が合計六つ表示されてしまいます。

このように、ブラウザによって表示が異なることがある(同じブラウザでもバージョンが違うと異なる場合もある)ということを認識し、それぞれのブラウザでちゃんと表示されるように配慮しなければなりません。

スクリプトを使って、それぞれのブラウザ専用ページを表示させるという方法もありますが、どちらにしてもHTMLについての勉強が必要なのは云うまでもありません。


HANDAI Net Shop開設までの流れ

ここから、実際に弊社がHANDAI Net Shopを開設するまでの流れを記していきます。参考になるかどうか分かりませんが、一つの方法だと思ってくだされば幸いです。

何を販売するのか?

先ず、最初に何を販売するのかを決定しなければいけません。実際に現在販売している商品をネットで販売するのか、それとも全く違う分野でチャレンジするのか等、方向性を決める大切な事項です。

弊社の場合は、取扱い商品としては各種家電製品とユニペックス社の音響製品の二つの選択肢がありました。家電製品については、既に多くのネット販売サイトが存在しています。一方の音響機器関係では、色々と調べた結果、複数のメーカーの商品を扱っている販売サイトは存在していますが、ひとつのメーカーだけに絞った販売サイトは見当たらないことが分かりました。

また、従来開設していた無料サイトでのホームページでも、ユニペックス製品についてのお問い合わせをいただいていたという実績もありました。

ここで、弊社の場合の方向性が決まりました。つまり、「ユニペックス製品及び関連製品」のみの販売に特化したサイトにするということです。弊社の場合は、方向性と同時に「ユニペックス製品及び関連製品」のみの販売という特色を持つことになった訳です。


販売に関するリスク

さて、販売する商品が決まりました。次にネットで販売する場合のリスクを考えなければいけません。ここで弊社の大きな強味となったのは「ユニペックス社の正規代理店」であるということです。

何の商売でも同じですが、価格を押さえて販売することを考えれば、どうしても大量一括仕入という方法に頼らざるを得ません。しかし、この方法には大きなリスクがつきまといます。

一つ目の大きなリスクは、初期投資が大きくなるという点です。次の大きなリスクは仕入れた商品による利益が発生するのが遅くなるという点です。そして、最後の一番大きなリスクは、仕入れた商品が売れない場合です。この場合、大きな在庫を抱えてしまい、結局は仕入れ値を割り込んでの販売という結果にもつながりかねません。

大手企業などの資本力がある場合は別かもしれませんが、リスクを最小限に押さえるためには、自社で製造している商品の販売であるとか、弊社のように恒久的に商品の提供を受けられるものを販売するというのが一番ではないでしょうか。


決済方法をどうするか

次に弊社が考えたのは、決済方法です。銀行振込や郵便振替、代金引換や後払いなど、多くの決済方法があります。ここで考えたのは、お客様にとって買いやすく、会社にとって負担が少ない方法です。

つまり、直接お客様と顔を合わせて商売をするのではなく、ほとんどの場合がメールなどでの連絡で済ませてしまう為、購入代金の回収が間違いなくできる方法を選択する必要があります。

その為、弊社では銀行振込と郵便振替による前納決済、代金引換を採用することに決定しました。クレジット決済については、初期導入費用や毎月の費用がかなりかかる為に見送りました。その代わりといっては何ですが、So-netのオンラインショップに登録申請をしました。

これは、So-netのIDを持っているユーザーならクレジット決済が利用できるというもので、同時にSo-netのオンラインショップに登録されているという、お客様に対する信用感が増すことを想定して決定しました。また、初期費用が無料なのも、大きな魅力でした。

現在は、「株式会社ネットプロテクションズ」の提供するNP後払いを利用して、後払いにも対応しています。


オンラインショップでの購入方法

オンラインショップですから、お客様に買い物をしていただくシステムを決定しなくてはいけません。多くのサイトでは、ショッピングバスケット(ショッピングカート)を導入されているようです。

このショッピングバスケット(ショッピングカート)も、有料のものから無料使用可能なものまで様々です。自分のサイトにあったものを色々と探してみることです。弊社も色々と探してみましたが、結局はネットサーフレスキュー【Web裏技】様で提供されている「簡易ショッピングバスケット」を使うことに決定しました。

決定した理由は、先ず無料であること。次に画面全体がシンプルであること。更に、商品決定時に決済方法の選択ができることでした。弊社では、商品代金の回収を効率良く行なう為に、銀行振込と郵便振替による前納決済に限り、通常販売価格より更に値引きすることを考えていたからです。

通常のショッピングバスケット(ショッピングカート)では、商品と数量を決定し、購入確定時に決済方法を決めるタイプが多いなかで、弊社のニーズにネットサーフレスキュー【Web裏技】様で提供されている「簡易ショッピングバスケット」がピッタリだった訳です。

勿論、CGIは誰でもが簡単に設置できるものではありませんから、それなりの試行錯誤や勉強は覚悟しておかれることが必要です。

現在、ネットサーフレスキュー【Web裏技】様で公開されている「簡易ショッピングバスケット」はバージョンアップされたものです。弊社が使用させていただいている「簡易ショッピングバスケット」は、現在は公開されておりません。

ネットサーフレスキュー【Web裏技】 http://www.resucu.ne.jp/


ページのレイアウト

さて、いよいよ実際にオンラインショップのページ構成について考えることになりました。技術的に難しいのでスクリプトを使ってのブラウザ判別は取りやめにして、IEとNNに対応させることにしました。

次に、全体的なイメージです。色々なパタン−ンがありますが、最終的にフレームを使ったものにすることに決定しました。ページを三分割し、一番上にタイトルや更新日などを表示、左側をメニュー、右側をメインとして使用することにしました。サイトによっては、ページが切り替わる度にメニューから全部を再読み込みさせているところもありますが、使用する側からすれば面倒だと判断したからです。

主に表示するページの面積が小さくなりますが、メニューなどを常時表示させることによって、利用者にとっては使いやすくなると考えました。勿論、これは弊社の考え方であって、販売される商品やそのサイトのイメージ造りという点で一概にこうだということはありません。

しかし、サイトを立ち上げてからレイアウトが頻繁に変更にならないように考えることが必要ではないでしょうか。また、ロゴや画像などの統一感も大事だと思います。

また、いつ訪れても同じではお客様に飽きられてしまうこともあるかもしれません。弊社の場合は、スクリプトを使って、アクセスしていただた時のウエルカムメッセージなどに変化をつけるようにしました。

現在は、JavaScript の有効チェックを行ってから、スタイルシートの関係で NN4.7 だけ別ページを表示させるように設定しています。


ページの作成

これで、実際にパソコン上にオンラインショップのページを作る作業に取り掛かることができるようになりました。この時点で、弊社の場合はユニペックス株式会社に連絡し、オンラインショップの趣旨などを説明して商品画像の使用許可をいただきました。

この時点では、新たに購入したものは何もありません。ホームページ作成ソフトはパソコンに付属のソフトを使うことにしましたし、エディタなどは使いやすいものをフリーソフトから探してきました。

画像処理ソフトもフリーのものがありますし、実際に弊社のメニュー部分で使っているロゴは、Windowsに標準添付されているペイントを使って作成しています。フリーの素材などもありますが、多くは「商用サイト使用不可」となっていますので、注意が必要です。

後々の更新作業のことも考えて、パソコン上で作成、動作確認を行ないます。CGI等はサーバー上でないと動作確認ができません(WWWサーバーとPerlインタプリタをパソコンにインストールして、ローカル環境でチェックすることも可能です)が、基本的なことをしっかりとやっておけば、後はそのままアップロードするだけになります。

ここで、忘れずにして欲しいのが「ロボット検索」に対応するページを作成することです。現在の検索エンジンのほとんどは「ロボット検索」というシステムで情報を収集しています。ページが「ロボット検索対応」になっていれば、検索エンジンに登録してもらえる可能性が多くなります。実際には次のようにおこないます。

<HTML lang="ja"> <HEAD> <META http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=Shift_JIS"> <META name="Robots" content="ALL"> <META name="Description" content="オンラインショップです。"> <META name="KeyWords" content="メガホン,マイク,アンプ,"> <TITLE>HANDAI Net Shop</TITLE> </HEAD>

<HEAD>と</HEAD>の間に<META>タグを使って情報を記入していきます。先ず最初の<META name="Robots" content="ALL">で、現在のページとリンクされている全ページを検索対象にしています。

次の<META name="Description" content="オンラインショップです。">でサイトやページの説明をして、<META name="KeyWords" content="メガホン,マイク,アンプ">で検索対象となるキーワードを列挙していきます。

気をつけていただきたいのは、「ロボット検索」を行なっているサイトによって、文字数に制限があることです。あまり多くを記さずに、要点を絞り込むのがポイントだと思います。

また、使用するブラウザによっては<BODY>タグでbgcolorやTEXTカラーだけを設定していると、スタイルシートの設定が効かない場合があるようです。できるだけ、全ての属性を設定するようにしましょう。


付帯機能をどうするか

付帯機能というのは、例えばアクセスカウンターや掲示板などの、直接、販売に関係しないもののことです。商用サイトですから、アクセスカウンターなどは別に必要ないかもしれません。いらないならつけない、つけるならちゃんとカウントするアクセスカウンターを設置しましょう。

たまに、アクセスカウンターの数字が8が一杯並んだサイトを見かけますが、訪問した側から見ると誤魔化されているように感じてしまいます。逆に訪問者が少ないサイトだと思われてしまうかもしれません。注意しましょう。

あまり付帯機能ばかりつけすぎると、肝心の販売の方がおろそかになってしまうことも考えられます。弊社の場合は、実際に動作するアクセスカウンター、お問い合わせに使っていただくお客様掲示板、商品を探していただく登録商品検索を設置しました。

訪問していただいた方には直接関係ないのですが、アクセス解析というものがあります。単に毎日のアクセス数や月のアクセス数を集計してくれるものや、訪問時間帯のアクセス数などを集計してくれるものなど色々あります。サイト管理者にとって有効な情報を収集できますので、是非、設置されることをお勧めします。


ナビゲーションについて

「ナビゲーション」というのは、訪問していただいた方を誘導することです。具体的には、リンクを使って目的のページに移動する、トップ・ページに移動する等です。前のページに移動する(戻る)場合には、JavaScriptを使われる場合も多いようです。

しかし、この、JavaScriptはオンラインショップでは、あまり使わない方が良いように思います。商品のページに直接お客様がアクセスしてきた場合、JavaScriptだけでは、そこから先に進めなくなってしまいます。折角、お客様が商品を確認されたのに、購入できないことになるかもしれません。

勿論、ブラウザのアドレス・バーを表示させれば、簡単にトップ・ページに移動できるのですが、案外そこに思い至らないお客様もいらっしゃいます。ですから直接リンクを貼るか、JavaScriptとは別にリンクを用意した方がお客様にとっては便利かもしれません。


CGIをカスタマイズする

前述したようにCGIを使い設置するには、それなりの知識と経験、そして時間が必要です。しかし、だからと云ってダウンロードしたCGIをそのまま設置してしまっては、自分のサイトの個性が発揮されないことになってしまいます。

そこで、簡単な部分をカスタマイズして、自分のサイトの個性を出してみることをお勧めします。CGIで一番変更しやすいのは背景色や文字色です。CGIの内部に目を通して該当する個所(カラーコード)を変更するだけでも、かなりイメージが違って見えます。

もうひとつお勧めなのは、タイトルとして文字表示されている部分をイメージ表示に切換えることです。これもHTMLについての基本的な知識があれば、それ程難しいものではありません。勿論、カスタマイズする場合は、そのCGIの使用規定を守り、カスタマイズする本人の責任で行なうようにしましょう。

弊社のHANDAI Net Shopでは、使用させていただいているCGIを他のページと同じイメージにする為にカスタマイズしています。「簡易ショッピングバスケット」では、色々なところでサジェッションをいただきながら、サイトの特色を出すようにカスタマイズしています。

また、CGIには「商用利用不可」と「商用サイト利用不可」となっているものがあります。「商用利用不可」とは、そのCGIを使用することで課金が発生するもの(チャットなど)で、「商用サイト利用不可」は課金が発生するかどうかは問題ではなく、「商用サイト」では使えないということです。良く分からない場合は、CGIの配布先に確認しましょう。また、有料のCGIを無断(支払いせずに)使用することのないように注意しましょう。


レンタルCGIについて

CGIの設置については、勉強が必要ですし、初心者の方では上手に設置できない場合も考えられます。そこで、つい手が出てしまうのがレンタルCGIではないでしょうか。

レンタルCGIは、「掲示板」や「チャット」、「アクセスカウンター」や「アクセス解析」など色々な種類があり、リンクを貼るか指定されたタグを埋め込むという簡単な操作で設置できる手軽さがあります。

しかし逆に考えれば、全て他人にお任せしているわけです。「掲示板」のログもレンタルCGIのサイトに保管されているわけですし、「アクセス解析」のデーター類も全てレンタルCGIのサイトにあるわけです。つまり、その気にさえなれば、レンタルCGIを提供しているサイトは、サイト上に保管してあるデーターを利用することが可能だということです。

また、「アクセスカウンター」などでは、レンタルCGIのサイトから送られるデーターを表示しているわけですから、例えばカウンター以外のデーターを表示させることも可能なのです。

これは、レンタルCGIを提供しているサイトを信用するなということではなく、利用するのであれば、このような危険性も充分理解した上で利用する必要性があるということなのです。

個人的な見解ですが、ご自分のサーバー環境がCGIを利用できないのでない限り、ご自分でCGIを設置することをお勧めします。


ドメイン取得とサーバー契約

いよいよ独自ドメインの取得とレンタルサーバー契約を締結します。ほとんどのレンタルサーバー会社では、独自ドメインの取得も代行してくれますので、毎月の費用やサーバーの機能などを参考にしながら締結するサーバー会社を決定しましょう。

ドメイン取得で気をつけていただきたいのは、あまり難しいものにしないということです。個性を出すことは必要ですが、その為に覚え難いドメインや長いドメインを取得してしまうと逆効果になってしまう場合があります。

また、レンタルサーバーの機能として、メールアドレスが複数使えるところがありますが、小規模のオンラインショップであれば1〜2個程度のメールアドレスがあれば充分でしょう。また、毎月の転送量が決められていて、それを超えると別に課金が発生するサーバー会社もありますので、注意しましょう。SSL(Secure Sockets Layer)が使えるレンタルサーバーもありますが、内容を充分に確認して決定しましょう。

ほとんどのレンタルサーバーでは問題ないのですが、一部のプロバイダではsendmailが使えない(@nifty等)ところがあるようです。オンラインショップでsendmailが使えないのは致命的ですので、必ず使えるかどうかを確認しておきましょう。また、CGIの設置について制限があったり、CGIを設置するURLが別になる場合もあるようですので、併せて確認しておきましょう。

ドメインを取得し、レンタルサーバー会社との契約が完了したら、いよいよパソコン上に作成したページをアップロードします。アップロードしたら、インターネットに接続した状態で動作確認を充分に行なってください。特にCGIなどは、サーバー上でしか確認できない場合もありますので、色々な操作をしてみる必要があります。

パソコン上では問題なかったのに、サーバー上で確認したら画像が表示されない、リンクが切れている、という場合があります。これはパソコンのOSがWindowsで、サーバーがUNIX系の場合に起こることが多いようです。Windows上ではファイル名の大文字・小文字は同じとして処理されますが、UNIX系のサーバー上では大文字と小文字は違うものとして処理されます。画像が表示されない場合やリンクが切れてしまう場合は、ファイル名を確認してみてください。


最新機能を満載しない

ちょっとヘンに感じられるかもしれませんが、インターネットをしている方が全て最新の機能を使える状態ではない、ということを理解していただきたいのです。

実際に弊社のサイトをご訪問いただいた方のOSを調べてみましたが、Windowsなら95から98、NTに2000、meにXPと様々です。同じWindowsでもOSが違うと動作環境が違うことになります。例えば、Flash Playerの新しいバージョンには対応していないものもあります。また、Macintoshユーザーもおられます。

個人の趣味のサイトであれば最新機能をふんだんに盛り込むのも良いかもしれませんが、オンラインショップなのですから多くの方に見てもらえるほうが大切です。どうしても最新機能を取り入れたいのなら、それに対応していないユーザーに対する配慮が必要でしょう。

例えば、トップページにFlashムービーを利用しているのであれば、Flashムービーをスキップする機能を必ずつけるということです。トップページをFlashだけで構成されているサイトを見つけましたが、ここでは非対応のブラウザに対する配慮がしてありませんでした。つまり、対応している環境にあるインターネット・ユーザーしかページを見ることができないのです。

また接続環境も全てのインターネットユーザーがADSLや光ファイバー接続を利用しているわけではありません。まだまだダイアル・アップを利用しているユーザーがいることを忘れてはいけません。

ご自分のオンラインショップで推奨するブラウザや条件などをトップページに明記することも大切でしょう。


お薦めのフリーソフト

HANDAI Net Shopを造る際には、多くのフリーソフトを利用させていただいています。有名なものばかりなのですが、ご参考までに紹介させていただきます。

■TeraPad フリーのテキストエディタです。便利なのはHTMLやCGIを読み込むと、拡張機能が使えることです。HTMLのソースの細かな訂正などに使用させていただいています。読み込んだHTMLを指定したブラウザで表示させることも可能です。複数のブラウザを登録すると、ブラウザ毎のチェックも簡単に行えます。
作者:Susumu Terao氏 URL http://www2s.biglobe.ne.jp/~t-susumu/toclip/

■FFFTP フリーのFTPソフトです。パーミッションの自動設定機能など、便利な機能が満載の定番FTPソフトです。
作者:山田和夫氏 URL http://www2.biglobe.ne.jp/~sota/

■あふ フリーのファイラーです。拡張子によって起動するプログラムを設定できるので、オンラインショップの更新作業中はずっとお世話になっています。
作者:AKT氏 URL htto://www.ht.dion.ne.jp/~akt/

■HTMLクイックチェッカ HTMLファイルの文法などをチェックしてくれます。エディタでHTMLを書く場合には重宝します。
作者:Kaname Matsumoto氏 URL http://www.tcp-ip.or.jp/~mt2knm/index.html


総額表示方式について

2004年4月1日より、総額表示方式が開始されます。これは、消費者に対する「値段」を表示する場合に、消費税相当額(含む地方消費税相当額)を含んだ支払総額の表示を義務付けるものです。

例えば、現在、税抜価格9,800円で販売されている商品であれば、値札などには消費税相当額を含めた「10,290円」を表示しなければならないということです。

商品カタログなどの場合は、価格表(「税抜価格」と「税込価格」を対比したものなど)を挟み込むことも可能なようですが、オンラインショップの場合はそうもいきません。商品の価格が表示されているページを全て総額表示方式に改める必要があります。

ところが、この作業がなかなか大変なのです。弊社の場合は、登録されている商品全てに1ページの説明ページを作成しています。登録商品は400以上ありますので、400以上のページの変更が必要になります。弊社の場合は、全て自社でホームページを作成しているので、まだましです。これが外注の場合だと、もっと大変なことになります。例えば、1ページの変更作業費用が3,000円だとしても、実に120万円以上の経費が必要になります(^^;。

ショッピングバスケット(ショッピングカート)を使用している場合は、ショッピングバスケット(ショッピングカート)も総額表示方式に対応させる必要があります。総額表示方式対応のショッピングバスケット(ショッピングカート)も発表されていますので、参考にされると良いでしょう。

まだ「総額表示方式」への対応を行っていない場合は、早速、変更に取り掛かることをお勧めします。まだ一ヶ月以上ありますが、多くの商品を登録しているオンラインショップほど、早目の対応が必要です。

弊社の場合は、全て「総額表示方式」への変更が済んでいます。ショッピングバスケット(ショッピングカート)も「総額表示方式」対応に変更しています。

■総額表示方式に関するホームページ
URL http://www.mof.go.jp/jouhou/syuzei/siryou/sougakuhyoji/sougakuhyoji.htm


本当に売れるのか

世の中は、まさにIT花盛り。巷では、オンラインショップ立ち上げを勧める声が溢れています。しかし、オンラインショップを立ち上げれば、本当に売れるのでしょうか?

オンラインショップ開設と同時に順調に売上を伸ばす店舗は、実際にはごく僅かでしょう。ほとんどのオンラインショップでは、暫くは売上がない状態が続くのではないでしょうか。弊社の場合でも、オンラインショップ開設後二ヶ月間はまったく売上がありませんでした。

これは、考えてみれば当然のことなのです。開設直後のオンラインショップは、全くの無名で信用度もゼロです。勿論、検索サイトでヒットすることもありません。魅力ある商材を取り揃えていても、それをお客様に見ていただくことができない訳です。オンラインショップでは実店舗と違い、通りすがりというお客様もおられません。少なくとも、検索サイトでヒットするようになるまでは、売上は上がらないと覚悟することが必要です。

では、検索サイトにヒットするようになれば、売上が上がるのかと云えばそうでもありません。検索サイトにヒットするようになったということは、取り扱っている商材をお客様に見てもらえるチャンスができたということに他ならないからです。

多くのお客様は、一つのオンラインショップだけでご購入を決定されません。同じような商材を取り扱っている複数のショップを比較検討されて、やっとご購入していただけるようになります。検討される内容は、価格であったり機能面であったりと色々でしょう。個人的には、ご購入していただくお客様に信用していただけることが最も必要ではないかと思います。

少なくとも、オンラインショップはスグに売れるものではないということを肝に命じておくべきでしょう。ショップの8割以上が月商100万円をはるかに下回っているとも云われています。早く結果を出したいのなら、有名なショッピングモールに出店するとか、ショップ立ち上げ時にプロに委託して充実したサイトを構築するのも一つの方法だと思います。但し、初期費用や毎月の固定経費等のリスクを充分に考慮する必要があるでしょう。


売れると儲かるは違う

事業主の方にはあらためて云うこともないのでしょうが、オンラインショップで売れることと、オンラインショップで儲かることとは全くの別物なのです。

例えば、原価4,000円の商材を5,000円で販売、月間で100個売れたとしましょう。月商50万円、利益は10万円?いいえ、ここから固定経費を差し引かなければいけません。インターネットの接続料金やレンタルサーバーの利用料金、商品の発送時に梱包材料費がかかるのであれば、それも差し引きましょう。

ここで忘れてはいけないのが人件費です。100個の商材を販売する為に、一日3時間必要だったとします。これは、オンラインショップの更新作業やお客様からのお問い合わせ対応、商品発送に必要とする時間です。ショップによっては差があるでしょうが、一応の目安だと考えてください。

一日3時間の作業を人件費に換算してみましょう。時給800円だとして、一日2,400円。30日間だと72,000円になります。利益の10万円から固定経費と人件費を差し引いて、残ったものが純利益です。専業主婦の方などがご自分のヒマな時間をショップ運営にあてられている場合などは、人件費は無視しても良いかもしれません。しかし、次のような場合はどうでしょう。

同じ商材が月間で200個売れました。しかし、その為に一日6時間の作業時間が必要になってしまいました。こうなると、主婦の片手間とはいえません。立派な職業です。人件費を無視する訳にはいきません。先の人件費を充当してみると純利益は約5万円程度、儲かっているといえるでしょうか。

これは、既に商材があってそれを販売している場合ですが、例えばご自分で商材を作って(アクセサリーや小物等)販売されているショップでは、もっと人件費がかさんでしまいます。

オンラインショップで儲ける為には、固定経費と人件費を如何に抑えるかにかかっているのではないでしょうか。売上に伴って人件費が高くつくようでは、儲けは期待できません。


書籍を鵜呑みにするな

オンラインショップ開設を勧める声が巷に溢れているのと同じように、オンラインショップ関係の書籍も巷に溢れています。新たにオンラインショップを立ち上げる場合には、ある程度の指針になることも事実です。

読んでみると、確かに役に立つことが多く記載されています。しかし、少し待ってください。オンラインショップ関係の書籍に書かれていることは、一般的なショップに関すること。逆に云えば、多くのオンラインショップに該当することが書かれている訳です。書籍に書かれていることを実践すれば、全てのオンラインショップは商売繁盛……、そんな訳ないですよね。

基本的なことはしっかりと踏まえた上で、ご自分のショップに不足しているものや役立つことを取捨選択することが必要です。何でもかんでも取り込むことが最善ではない場合もあるのです。逆に、個性のないありふれたオンラインショップになってしまう可能性もあることを理解してください。時には、客観的にご自分のショップを見ることも必要でしょう。


継続と更新作業

前にも書きましたようにオンラインショップを立ち上げた直後は、一部の例外を除いて、無名であり実績もゼロ、信用もゼロです。この状況から脱却する為にはどうするのか?それは、ひとえにショップ運営の継続とこまめな更新作業にかかってくると思います。

ショップ運営の継続とは、ただ単にダラダラとショップを続けることではありません。そのショップのポリシーを貫きながら、より良いものを求めることです。売れないからといって、取り扱う商材を違うものに変えてみたり、目先だけにとらわれて方向性を見失わないようにしなければいけません。

例えば、検索サイトでヒットしてご訪問いただいたお客様がいたとします。一度目のご訪問では、商材を見るだけかもしれません。しかし、次にご訪問された時に商材が全く違っていたり、全く何の変化も見られなければどうでしょう?そのショップでお買物されるでしょうか。

しかし、二度目にご訪問いただいた時に、商材がより見やすくなっている、使い勝手が良くなっている、といった場合はどうでしょう。ご購入にはいたらないかもしれませんが、お客様に良い印象を持っていただくことができるのではないでしょうか。

「そんなこと良く分かっている」、「当たり前じゃないか」と云われるかもしれません。しかし、実際には「お金をかけないと売上が伸びない」とも云われているオンラインショップを継続して行くのは、金銭的にも労力的にも大変なことなのです。


経費を抑える

今まで書いてきたようにオンラインショップの運営は、決して生易しいものではありません。そのような状況の下で、ショップを継続して行く為には必要経費を抑える必要があります。

売れて経費が増える部分については、ある程度仕方のないことだと云えるかもしれませんが、売れる・売れないに関わらず毎月発生するショップの運営費には、充分に気をつけなければいけません。

ショップの運営費には、レンタルサーバーの利用料金やプロバイダの接続料金、ショップの更新作業費等が含まれます。最近では、初めからショップ機能を盛り込んだレンタルサーバーなどもありますが、ご自分のショップに本当に必要かどうかをキチンと見極めなければ駄目でしょう。個人的な見解ですが、CGIとsendmailが使えるレンタルサーバーであれば、オンラインショップの開設は可能です。

最初は経費を抑えるために必要最低限の機能を備えたレンタルサーバーを利用し、売上が伸びて利益が上がってきたらより高機能なレンタルサーバーに移行するといった、柔軟な考え方も重要です。ショップの運営費が利益を食いつぶすようでは、ショップを継続することは不可能です。少なくとも、利益がなくても我慢できるショップ運営費を考えるべきでしょう。

また、最初にオンラインショップを立ち上げる時には、初期費用も頭に入れておきましょう。例えば、独自ドメイン取得や設備投資などに50万円かかったとします。毎月のショップ運営費が3万円とすると、年間で86万円の経費となります。これを利益率2割の商材(販売価格の20%が利益)でカバーしようとすると、年商430万円が必要です。

これが初期費用5万円、毎月のショップ運営費が1万円の場合ではどうでしょう。同じ利益率の商材を年間で85万円売ることでカバーできることになります。実際には人件費なども発生しますが、随分と気持ちが楽になりませんか。実は、この「気持ちが楽」というのもオンラインショップを継続して行くことに必要なことなのです。


利益率の高い商材

以前のオンラインショップ関係の書籍や雑誌では、ショップ立ち上げについてのノウハウや運営方法について書かれているものが多かったのですが、最近では少し本音の部分に触れられているようです。所謂、「利益率の高い商材を選べ」と云うことです。

確かに利益率の高い商材を扱うことができれば、同じ売上でも利益率が全く変わってきます。しかし、本当にそんな利益率の高い商材が存在するのでしょうか?

オンラインショップの形態は、大まかに分けて物販業とサービス業に分けられるのではないでしょうか。そして物販業は、既製品を販売する販売業と製品を製造して販売する製造販売業に分けられるのと思います。

販売業の場合、利益率を高くするにはいかに製品を安く仕入れるかにかかっています。そのためには、継続して製品を仕入れるとか、一回の仕入れ数量を問屋側から決められてしまうとかいう、リスクが発生する危険があります。例えば量販店などでは、大量に一括仕入れすることで仕入れ単価を抑えて販売しています。

大量一括仕入れで製品単価を抑えれば、利益率の高い商材を扱えるような気がするかもしれません。しかし、仕入れの時点で費用が発生し、仕入れた商材が売れなければ在庫として残ってしまい、オンラインショップの運営を妨げる可能性があります。

少し具体的に書いてみます。今まで原価4,000円で仕入れて5,000円で販売していた商材が、原価3,000円で仕入れることができるようになりました。利益率は、今までの2割から4割にアップします。しかし、3,000円で仕入れるために最低仕入数量を1000個と指定されてしまいました。仕入れ時に発生する費用は、300万円です。商材を600個販売するまでは、仕入れ経費はペイできません。今まで、同じ商材が月間100個売れていたとすると、半年間はその商材による利益は望めないということになります。

では、少しでも早く仕入れ経費をペイする為に、販売価格を5,000円から4,000円に値下げして販売するとどうでしょう?値下げで月間の販売数が倍増したとしても、これでは本末転倒もはなはだしい。折角、利益率を上げるためにリスクを背負って大量一括仕入れをしたのに、1個での利益は1,000円と以前と同じです。

また、これに懲りて、以前と同じ仕入れ方法に変更、販売価格も元の5,000円に戻したとしましょう。しかし、いったん4,000円で販売していた商材を5,000円で販売するということは、お客様にとっては値上げ以外のなにものでもありません。その商材に対するお客様離れを覚悟しなければならないでしょう。

つまり、大量一括仕入れをしなくても安価で仕入れられて、顧客ニーズがある商材を探す必要があるということです。しかし、このような安価で仕入れられて顧客ニーズが高い商材であれば、既にそれを取り扱っているオンラインショップが存在する可能性が高くなることも理解しておく必要があるでしょう。

それでは、製造販売業の場合はどうでしょう?200円の原材料を加工してアクセサリーを作り、1,000円で販売したとします。利益率は、何と8割!そんな甘いはずがありません。加工するのにかかった人件費を加えなければいけません。アクセサリーを一つ作るのに1時間必要だとします。前述した人件費を適用すると800円です。原材料費200円プラス人件費800円で、1,000円。これを1,000円で販売していては、利益は全くありません。

このような場合では、商材の価格設定が大きなポイントになります。1,000円で作ったアクセサリーを、1万円で販売しても、5千円で販売しても何の問題もありません。それよりも、同じような商材を扱っている競合店の販売価格を徹底的に調査して、自店での販売価格を決定する必要があります。

また、メーカーが自社製品をオンラインショップで販売するケースもあるでしょう。所謂、メーカー直販です。この場合ですと、通常の流通経路をカットできるために、一般的に販売価格を通常流通している価格より安価に設定することが可能です。一見、何の問題もないように思えますが、そうではありません。

現在、自社製品を取り扱っている問屋や販売店のことを考える必要があるのです。問屋や販売店が販売している価格より安く販売してしまうと、当然ですが問屋や販売店からの反発が予想されます。オンラインショップでの販売価格を自分のところにも適用させろという要求があるかもしれませんし、或いは今まで取り扱っていた製品の取り扱い中止という事態に発展するかもしれません。

問屋や販売店のことを考えないのであれば、最悪、今まで築き上げてきた販路が消滅してしまう危険性を視野に入れておくべきでしょう。実際には、問屋などがオンラインショップを立ち上げて、一般ユーザーへの販売を行っているケースも増えています。これも、今までの利用者である業者からの反発や不満を買う恐れがあります。

本来なら、メーカーや問屋が今までの流通経路や販路を無視してまで、安価で販売することはしない筈です。それだけの大きなリスクがつきまとうからです。確かにインターネットというのは魅力的な新しい販路であることは間違いありません。しかし、それだけならば、わざわざメーカーや問屋が直々にショップを開設しないでも、販売店などに任せておけば良いと思うのが普通の考え方ではないでしょうか。

少し話が横道にそれてしまいました。利益率の高い商材についてのまとめとして、こんな話は如何でしょうか?最近の雑誌で読んだのですが、売れないオンラインショップの中でも年商1億円を越すショップが存在するようです。何とも羨ましい話ですが、年商1億円で利益率が20%だとすると純利益は2,000万円。しかし、ショップ運営費に月間200万円かかっていたらどうでしょう。年間のショップ運営費は実に2,400万円となり、実際には年間400万円の赤字です。利益率24%で、やっとトントン。利益率30%で年間600万円の黒字となります。


常時接続環境は必要か

オンラインショップ関係の書籍に「オンラインショップを始める際に、常時接続環境を整えるべきだ」との記述がありました。本当に、そうでしょうか?確かに、一日の注文や問い合わせが数十件や数百件もあるショップでは、常時接続環境を整えた方が良いでしょう。次から次へと入ってくる注文や問い合わせに対応するには、常時接続環境が必要でしょう。

しかし、一日の注文や問い合わせが、せいぜい十件前後のショップではどうでしょう?「オンラインショップのメリットは素早い対応」だから、やはり常時接続環境が必要でしょうか。いつ注文や問い合わせが入って来るか分からないのに、パソコンの前に座って待っている方が無駄だと思いませんか。

オンラインショップを始めた時には、やはり注文や問い合わせが気になってパソコンの前に座っていたこともありました。しかし、常時接続にしていても、注文や問い合わせがなければ時間を浪費しているだけになってしまうことに気付きました。それならば、注文や問い合わせがあれば分かるようにしておければ、余った時間を有効に使えることができるのではないでしょうか。弊社の場合はCGIをカスタマイズして、注文や問い合わせが入れば携帯電話にメールが届くようにしています。

個人的な見解かもしれませんが、常時接続環境を整えるよりは、ショップ用のパソコンに予備機を用意される方がベターではないでしょうか。

弊社もオンラインショップを立ち上げた当時は、パソコンが一台という環境でした。しかし、そのパソコンが故障して右往左往した苦い経験があります。経験から云ってもショップ用のパソコンは複数台あった方が良いでしょう。現在の弊社の場合ですと、会社にWindowsパソコンが二台とプリンタ二台、自宅にMacintoshが一台という状態です。

これだけ揃えると、結構費用がかかると思われそうですが、実際にかかった費用は十万円ちょっとです。使用目的を考えて探せば、案外と安く揃えることができるものです。


手直し

オンラインショップを立ち上げてもなかなか売れない場合もそうですが、一応の成果を上げているオンラインショップでも手直しを定期的にされた方が良いでしょう。特に、外注に任せずにご自分で全てを作成されている場合は、重要な意味を持つのではないでしょうか。

外注でオンラインショップを作成すれば一応はプロの方が作ってくれる訳ですから、それなりに完成度の高いオンラインショップが構築できる筈です。しかし、弊社のように素人同然(勿論、プロ顔負けのスキルを持った方もいらっしゃるとは思います)の作ったオンラインショップであれば、色々な不完全な部分を抱えていて当然です。

その不完全な部分を、ご訪問いただいたお客様のご意見や客観的にご自分で見ながら手直しをして行くわけです。それは、例えばサイト上で使用している言葉使いであったり、色使いであったり、商品画像であったりします。或いは、ショップとしてのシステム全体を手直ししなければならない場合もあるかも知れません。

実際に弊社の場合ですと、サイトを立ち上げた当時は販売価格に「特価」を使っていましたが、途中で全て「当サイト価格」に改めました。これは、「特価」という言葉が「特別価格」だけでなく「特売価格」という意味合いも併せ持ち、ひいては「安売り」のイメージにつながると判断したからです。また、同様に「下さい」という言葉も全て「ください」に改めました。

オンラインショップの手直しをされる場合は、当然、ご利用いただくお客様の立場に立って、如何に使いやすくできるかを主眼におかれることでしょう。できれば、手直しをされる時に行って欲しいことがあります。それは、オンラインショップを運営される方が便利になるように手直しをされることです。

弊社では、銀行振込及び郵便振替の前納振込をご利用いただきますと、表示価格より更に5%の割引を行っています。立ち上げた当時のショッピングバスケットは、この値引に対応していなかったため、全てお申込みいただいた後で手作業で行っていました。

現在では値引き処理は全てショッピングバスケットが自動で行ってくれます。作業としては、たったこれだけのことですが、随分と楽になりました。オンラインショップを運営される方が楽になる手直し、これを是非、実施してみてください。


文字サイズ

ホームページをレイアウトして行く場合、文字の大きさが気になることがあります。そこで、文字サイズをスタイルシート等で設定することになるのですが、ここで気を付けていただきたいことがあります。

それは、文字サイズを pt や px 等の絶対値で設定してしまうと、Windows版のIEでは文字の拡大や縮小ができなくなってしまうということなのです。

これはWindows版IEだけの現象で、他のWindows版のブラウザでは問題なく文字サイズの変更ができます。また同じIEでも、Macintosh版IEでは他のWindows版のブラウザ同様、問題なく文字サイズの変更ができます。

実は、弊社のオンラインショップでは、スタイルシートを使って文字サイズを px で設定していました。これは、参考にさせていただいた書籍で px を使っていたからなのですが、最近見かけたスタイルシート関係の書籍では文字サイズを px 等の絶対値で設定しない方が良いと書かれていました。

ページのデザインを優先するか、ユーザービリティを優先させるかという問題なのですが、考えるまでもなくユーザービリティを優先させるべきでしょう。

サイトが個人の趣味のものであったり、デザイン自体を主体とされているサイトであればページのデザインを優先させても良いでしょうが、オンラインショップであれば、ご訪問いただいたお客様が使いやすいようにした方が良い筈です。

という訳で、ショップの文字サイズをWindows版IEでも拡大・縮小できるように変更しました。これからオンラインショップを立ち上げようと思われている方は、ご注意ください。


購入方法

多くのオンラインショップでは、お客様に商品をご購入していただくためにショッピングバスケット(ショッピングカート)を設置されていると思います。

弊社のオンラインショップでも、当初は「ショッピングバスケット」と「ネット購入フォーム」しか設置していませんでした。しかし、現在は「ファックス注文フォーム」というものも設置しています。

「インターネットに接続していて、商品を購入するならショッピングバスケットの方が簡単じゃないか」と思われるかもしれません。実は、弊社も同じ考え方だったのです。

しかし、とある大学の関係者の方が、ショッピングバスケットで注文できないという事例が起きました。お聞きすると、どうやらブラウザの Cookie の設定が有効になっていないようでした。多くのショッピングバスケット(ショッピングカート)では商品名や数量などに Cookie を使用しています。

つまり、インターネットに接続できる環境にあっても、ブラウザの Cookie の設定を有効にしていないと、ショッピングバスケット(ショッピングカート)で商品をご購入していただけないことになってしまうのです。結局、そのお客様にはファックスでご注文していただくことになりました。

このことで痛感したことは、「インターネットに接続できる環境にある方全てが、ショッピングバスケットを利用できる訳ではない」ということでした。勿論、ブラウザの Cookie の設定を有効にできない方のために「ネット購入フォーム」も設置していたのですが、先ほどのお客様の場合は「ファックスでご注文」に拘られました。

インターネットで商品を探したりすることには抵抗がなくても、インターネットで注文すること自体には抵抗があるということなのかもしれません。

結局、今までの考え方を改めて「ファックス注文フォーム」を設置することにしました。ご利用される方は少ないと思っていたのですが、最近ではファックスでのご注文も増えてきています。インターネットからのご注文方法しか設置されていないオンラインショップの方も、ファックスでのご注文方法を考えてみられては如何でしょう。


掲示板

弊社のオンラインショップでは「お客様掲示板」を設置しています。お客様とのコミュニケーションを図るためなのですが、簡単なご質問なども書き込んでいただくことがあります。

この「掲示板」もCGIをカスタマイズして、書き込みがあった際に、書き込み内容が携帯電話にメールで届くように設定しています。

ところが、この「掲示板」に、英語の書き込みが頻繁にされるようになったのです。内容は、どうも商品購入のための紹介文のようでした。それが、多い時には一日に数回もあるのです。掲示板に英文による注意書きを追加してみましたが、全く効果がありません。

所謂、「掲示板」の趣旨に反する書き込みですので、書き込みがあった際にはスグに削除していました。しかし、これが毎日、数回もあると仕事にも差し障りが出てきます。

書き込まれたIPアドレスを調べて、そのIPアドレスでは書き込みできないように変更してみましたが駄目でした。次の書き込みの際には違うIPアドレスを使われて、まさに「イタチゴッコ」を絵に描いたような有り様でした。

そこで、仕方なく「お客様掲示板」を新しいものに変更しました。書き込みがあってもスグには表示せず、管理人が内容を確認後に、表示するかしないかを決められるものです。普通にご利用いただいている方には不便だとは思うのですが、不要な書き込みを防ぐには、これしか方法が思いつかなかったのです。

結果として、変更後の「お客様掲示板」にはイタズラの書き込みはありません。しかし、一般の方からの書き込みもなくなってしまいました(^^;

巷でも「掲示板」への書き込みに関する問題がクローズアップされていますが、真面目に管理していればいる程、管理している側の負担が増えることも事実です。

オンラインショップに設置してある「掲示板」ですから、イタズラの書き込みを放置していると、そのオンラインショップへの信用度にも関わってしまう場合もあるでしょう。

これからオンラインショップを始めようと思われている方、「掲示板」の設置には、充分に注意してください。


商品ページ

弊社のオンラインショップでは、グループ分けした商品ページの他に個別の商品ページを作成しています。これは、「登録商品検索」や「登録商品全リスト」の表示用、或いは「ショッピングバスケット」の商品選択画面での説明用として設置しているものです。

弊社の取り扱っている商品は価格的にも比較的高く、またご購入される前にご希望の商品かどうかを充分に検討していただく必要があると思って設置しています。

しかし、実際に使用している個別の商品ページは、「登録商品検索」「登録商品全リスト」そして「ショッピングバスケット」共、同一ページなのです。

これは、更新作業の軽減など色々と理由があってのことなのですが、実際には問題がない訳ではありません。「登録商品検索」や「登録商品全リスト」では、表示されたページから「ショッピングバスケット」への誘導は不可欠です。そこで、「ショッピングバスケット」への移動用ボタンを設置しています。

また、「ショッピングバスケット」の商品選択画面では説明用として別ウインドウで表示するように設定していますので、「ウインドウを閉じる」ボタンが必要になってきます。つまり、個別の商品ページには「ウインドウを閉じる」ボタンと「ショッピングバスケット」への移動ボタンの二つが表示されてしまうことになります。

別段、問題ないと思われるかもしれません。しかし、「登録商品検索」や「登録商品全リスト」で表示される個別商品ページには必要のない「ウインドウを閉じる」ボタンが表示され、更にボタンを押しても実際には動作もしません。また、「ショッピングバスケット」の商品選択画面で説明用として別ウインドウで表示している個別商品ページの「ショッピングバスケット」への移動ボタンは、ボタンを押すと実際に動作して別ウインドウ内に「ショッピングバスケット」の商品選択画面が表示されてしまうのです。

これは、お客様に無駄な動作をさせてしまう危険性、お客様に間違った動作をさせてしまう危険性を含んでいます。これを解決する一番簡単な方法は個別商品ページを二種類作成し、「登録商品検索」や「登録商品全リスト」では「ウインドウを閉じる」ボタンのないページを表示させ、「ショッピングバスケット」の商品選択画面では「ショッピングバスケット」への移動ボタンのないページを表示させることでしょう。

しかし、実際には400以上ある個別商品ページを二種類作成するのには、かなりの労力が必要となるために躊躇していました。何とか一種類のページだけで処理する方法がないかと悩んだ挙句、JavaScriptを使う方法を思いつきました。これなら、個別ページを二種類作成するよりも簡単に行なえます。そこで、さっそく実行しました。

こんなバカなことをやっているのは、弊社のオンラインショップだけだろうと思います。改めて、初期段階の設計の重要さを痛感しました。

Last Updated on 2006/06/27 次回に続く……?